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槍ヶ岳開山 播隆上人について

 昭和54年(1979)は槍ヶ岳開山150年に当たり、「播隆上人百五十年祭発起人会」が組織され、槍ヶ岳山荘の穂苅貞雄氏らが中心となって、日本山岳会のご協力のもと、その準備が進められ、同年9月8日に槍ヶ岳にて、「播隆上人百五十年祭」が盛大に行われました。播隆上人が槍ヶ岳を開山されたのは文政11年の旧暦7月20日であり、これを新暦に換算すると、9月第1週あたりになるので、それから毎年9月第1土曜日には、槍ヶ岳山荘にて「播隆祭」が行われております。

 昭和57年(1982)5月7日、玄向寺において、「浄土宗祖法然上人御生誕850年・槍ヶ岳開山播隆上人御生誕200年慶讃大法要」を厳修しました。また、同年9月4日には槍ヶ岳山頂にて、「槍ヶ岳開山播隆上人御生誕200年慶讃法要」を厳修しました。

播隆上人像
播隆上人像
 昭和61年(1986)8月には、彫刻家上條俊介先生が制作者となり、玄向寺第39世荻須眞雄住職がモデルを務めて、ブロンズ製『播隆上人像』が完成し、松本でのアルピニストの大会開催にあわせて、松本市・国鉄(当時)・日本山岳会はじめ各種団体のあたたかい御支援・御協力により、山岳都市・松本と北アルプスの玄関口である国鉄(当時)松本駅の憩いの正面玄関前の広場に、その『播隆上人像』が建立されました。

 その後、一時休会していた、「播隆上人奉賛会」を再発足し、毎年9月第一週土曜日に槍ヶ岳山荘で開催される「播隆祭」にあわせて、多くの浄土宗僧侶と信者の皆様で、「槍ヶ岳開山播隆上人追慕登山」を行い、播隆上人の足跡を偲び、当時に思いをはせながら登山するとともに、山岳遭難者の追悼法要と山岳登山者の安全祈願、播隆窟での清掃活動などを行っております。

 平成20年(2008)は槍ヶ岳開山180年に当たり、5月には松本市内で播隆上人に関する展示会である「播隆展」と、播隆上人研究者による研究発表である「播隆上人シンポジウム」が予定されており、また9月第一週土曜日には、槍ヶ岳山荘で「第30回播隆祭」が、それにあわせて「第15回播隆上人追慕登山」が行われる予定です。

 現在、毎年7月中旬にはJR松本駅の播隆上人像前で、播隆祭実行委員会主催の播隆祭が行われ、毎年9月第一週土曜日には、槍ヶ岳山荘にて、槍ヶ岳山荘主催の播隆祭が行われます。

参考文献:
『槍ヶ岳開山 播隆』(穂苅三寿雄、貞雄著、昭和57年刊、大修館書店)
『善の綱』(三郷村教育委員会編、平成9年刊)
『槍ヶ岳開山 播隆』(黒野こうき著、平成19年刊、播隆祭実行委員会)

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